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67章:仮説
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67章:仮説
その夜、拓也は早速、友里にメールし、何度かやり取りした後で床に就いた。暗い寝室のなかで拓也は目を瞑り、今日一日の出来事について回想しながら自分の考えを整理しようとした。相変わらず歩美から連絡はなかった。もしかしたら本当に父親の看病で忙しいのではないだろうか、だとしたら歩美のメールを嘘だと疑った挙句に、会えなくなった途端に路上ナンパで女と連絡先を交換し、早速メールをしている自分は何と不誠実な人間なのだろう。そう思った拓也だったが、歩美のメールが真実であることに一縷の望みを持っていた。何より歩美を他の男に持って行かれたとは思いたくなかった。そして本当に父親の看病で忙しいために会えないのならば、またいつか会えるはずである。父親思いの歩美と不誠実な自分を対比し、拓也は少しだけ自分を恥じると同時に心地よい気分になった。
だが拓也は歩美が嘘を吐いている可能性を一切排除できるほどお人好しでは無かった。もしも歩美の父親が倒れていなかったとしたら。そう考えると他の男のために自分が切り捨てられたとしか思えなかったが、友里と連絡先を交換したことで、その辛い現実を受け入れる準備は整いつつあった。拓也は頭の中で何とか歩美を貶めようとした。大体、東京に来れなくなったならば、もっとマシな理由を考えられないものか。自分の父親を病気にするなど下の下の発想ではないか。そんな風俗嬢の歩美と比べてアパレルショップで働いている友里は堅気であるし、負けず劣らず美人である。拓也は何としても友里を手に入れたいと願った。
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無題 ©著者:阿久津竜二
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