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47章:セックス
拓也は浴槽に湯を張るため浴室に向かい、蛇口を捻った。そして部屋に戻ると机の上のビニール袋からパック詰めの苺を取り出して歩美に渡した。妻から上司へ持っていくように言われて買ってきた苺だったが、さすがに歩美にはそうとは言えず、拓也は初めから歩美のために買ってきたように取り繕った。歩美はパックを洗面所に持っていき、苺を水洗いしてから拓也のもとに運んできた。大粒の苺を一口齧ると柔らかい果肉から甘い汁が垂れ出て口中に広がる。二人で苺を食べていると、拓也は歩美と本当の恋人同士になったような気がした。
一つのパック分の苺を二人で食べ終えると、いつしか浴室からは湯が流れ出る音が聞こえなくなっていた。拓也は浴室に行って湯が溜まっていることを確認したあと、ダウンライトの照明を互いの表情が微かに分かる程度まで落とした。そして二人は洋服を脱いで裸になり、薄暗い浴室に入ってシャワーで体を洗った。それからジャクジー付きの湯船に移ると、備え付けのアロマ入浴剤を入れて、二人は身体を温めた。ボタンがあることに気づいた拓也がジャクジーのライトを点けた。眩い光が湯の中から浮かび上がり、歩美の顔を照らした。いつもの歩美の白い肌は仄かに紅潮していた。その様子を見て、拓也はエロティックな気分をますます高め、さっきから早くベッドに行きたい衝動に駆られながら歩美から先に出ようと言うのを待った。
「そろそろ出る?」
「うん。」
二人は湯船から出て浴室の先の洗面所に置いてあるバスタオルで体を拭いた。そしてキングサイズのベッドに入り、愛の営みを始めた。
それから時間が経ち、気がつくと有線からはRケリーのグレーテストセックスという曲が流れていた。人生最良のセックスとまではいかないが、今夜のセックスは拓也にとって人生で5本の指に数えられるくらい素晴らしいセックスであった。いつまでも歩美に腕枕しながら、その余韻に浸っていたい気分であったが、宮若の実家で妻子が帰りを待っていることを思うと、ゆっくり休んではいられない。時計を見ると時刻は8時を過ぎていた。二人は急いでシャワーを浴び、着替えを終えたあと、フロントに電話してチェックアウトを済ませた。
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無題 ©著者:阿久津竜二
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