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35章:檜風呂 (1/1)

35章:檜風呂

エレベーターで階上に上がり、一旦、更衣室で別れてそれぞれ浴衣に着替えた後、拓也と歩美は廊下で合流した。そこから長い廊下を歩くと家族風呂のエリアに辿り着いた。檜風呂の部屋の前に着いた二人がドアを開けると、まず最初に脱衣所が目に入った。脱衣所の先には、浴室の扉があり、拓也がその扉を開けると、薄暗い部屋の中は白い湯気が立ち上り、中央には円形の檜風呂が透き通った湯を湛えながら鎮座していた。

「なんか恥ずかしいばい。」

脱衣所で二人で浴衣を脱ぎながら、歩美がそう言ったので、拓也は脱衣所の電灯を消した。真っ暗な脱衣所で全裸になると、拓也は電灯を消したままの浴室に先に入り、歩美に脱衣所の電灯を付けるように告げてシャワーで体を洗い始めた。しばらくして歩美が浴室に入ってきた。脱衣所から漏れてくる灯りに照らされた歩美の裸体は色白く、腹部や太腿にはやや脂肪が付いているが、豊満な乳房がそれを補って余りあるほど拓也の情欲を刺激する。拓也は歩美の乳房の形状や色が好きであった。とりわけ、やや大きめの乳輪と、その乳輪の外側から内側にかけて徐々にピンク色から白色に変わるグラデーションが気に入っていた。

歩美は拓也の横を通り、そのまま檜風呂に浸かった。拓也は体を洗い流してから歩美の所に行き、歩美と向かい合うようにして湯に浸かった。檜風呂の湯は初めやや熱かったが、歩美が水で薄めてくれていたので、次第に適温になっていく。本当に由布院から温泉を運んできているかどうかはよく分からないが、泉質は滑らかな気がして心地よい。日付は変わっているので今日は大晦日である。目の前では歩美が汗で化粧が落ちないかを気にしながら、微笑んでいる。拓也は一年間の疲れが全て洗い流されるような気分になった。

それから髪を洗うために風呂から出て、再びシャワーに向かった拓也に歩美が言った。

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無題 ©著者:阿久津竜二

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