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26章:店選び (1/1)

26章:店選び

博多駅に着くと、拓也は筑紫口を出てレオパレスホテル博多に向かった。明日は大晦日である。この日が仕事納めのサラリーマンも多いせいか、夜11時を過ぎているというのに通りは人で賑わっている。拓也は歩きながら、これから歩美と一緒にどこへ出掛けようか思案した。
レオパレスホテル博多には以前にも泊まったことがあった。壁の一面は全面ガラス張りで開放感があり、モダンな内装と、やや暗めの照明が拓也の好みに合致していた。その時の記憶を辿るとホテル裏手の通りには何軒か居酒屋があったはずだ。何時まで営業しているか知らないが、そこに行けばとりあえず遅い夕食にありつけそうな気がする。初めから食事だけのデートの約束でもしていれば、もっと良さそうな店を探せたのにという言い訳がすぐに思い浮かんだが、それは歩美に会った時に言わないでおくことに決めた。歩美とセックスしたくて堪らないのに、食事だけのデートというのも白々しい気がしたからである。だが、もっと早く生理になるのが分かっていたら、警固や大名辺りにある瀟洒なダイニングバーでも予約して、ソファー席でまったりしながら談笑できたかもしれない。そう思うと拓也は少し残念な気がした。
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無題 ©著者:阿久津竜二

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