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23章:ヘルス (1/1)

23章:ヘルス

拓也は、なぜ歩美がデリヘルを辞めてマットヘルスに移るのか理由を聞かなかった。人間関係の問題なのか、稼ぎの問題なのか、皆目見当がつかなかったが、質問するにはデリケート過ぎた。しかし拓也にとっては、歩美が客であれ誰であれ、他の男とセックスするのは面白くはない。デリヘルでは時には客の求めに応じなければならないこともあるかもしれないが、マットヘルスではそういう心配は無さそうである。どのみち風俗には変わりないが、多少はマシなのかもしれないと拓也は一人で納得した。

妻子持ちで、その上デリヘルで知り合った男に風俗を辞めてくれと言われたら歩美はどんな気持ちになるだろうか。拓也は、それだけは絶対に口にするまいと思っていた。だが、もしも歩美と付き合うことになれば、仕事を辞めて欲しいと拓也は言うつもりであった。妻であれ愛人であれ、自分の女が仕事とは言え、他の男とセックスやそれに近い行為をするのを黙認するような寛容な男ではありたくない。そうは言っても、風俗の仕事を辞めさせて生活費を面倒見る程の甲斐性が拓也に無かったのも事実であった。
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無題 ©著者:阿久津竜二

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