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20章:タバコ
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20章:タバコ
ビールを飲みながら、歩美はバッグからタバコを取り出した。そして一本のタバコを縦に持って、軽く机の上で叩いた。こうすることで味が良くなるのだと言う。拓也はもう何年も前にタバコを止めていたが、そんな仕草をする女は初めて見た気がする。過去に付き合った男の影響なのだろうか。拓也は歩美の私生活が気になって、パチンコをするかと尋ねた。歩美は今は殆ど行っていないと答えた。つまり、パチンコに行っていた時期もあるということだった。拓也はパチンコが嫌いである。
「パチンコって本当は違法なギャンブルなんだけど、なんで警察が見逃しているか知ってる?」
「えっ、分からん。」
「プリペイドカードが警察OBの利権になっているからだよ。パチンコ屋は換金所を別の場所に作って、カネを賭けさせているんじゃなくて、メダルとかライターの石を賭けさせているんですって言い訳するけど、そんな言い訳が通用するんだったら、違法営業のカジノだって合法になるよね。要は警察にカネを渡してるから捕まらないって話。」
「ふーん。そういえば、私も昔ちょっとだけ中洲のカジノでアルバイトしてたんやけど、捜査が入る日とか、お店の人が警察の人からこっそり教えて貰っとったらしいもんね。」
「世の中そんなもんだよ。マスコミも本当のことなんか全然言わないし。俺も若い頃は分からなかったんだけど、出向でシンクタンクに行って、学者とか政治家とか偉い人にも沢山会って、やっと分かってきたんだ。」
自信ありげに、そう答えた拓也だったが、違法カジノでのアルバイトの話を聞き、歩美の人生のハードコアな部分を垣間見た気がした。そもそも、この女はなぜ風俗嬢になったのだろうか。
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