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16章:出張
夏が終わり、季節は秋になっていた。朝晩は涼しさを感じるが、日中はまだ蒸し暑い。10月の半ば、拓也は仕事で上司と一緒に福岡に二泊三日の出張に行くことになった。拓也は前もって歩美に連絡し、福岡に着く日の夜に会う約束をした。
朝、羽田発の飛行機に乗り、午前中のうちに福岡空港に到着したあと、大野城まで出かけ、予約していた博多のホテル東急ビズフォートに拓也が着いたのは夜6時前であった。
チェックインを済ませ、翌朝の集合時間を確認してから、先にエレベーターに乗り込んだ上司を見送り、拓也はフロントの従業員に自分の部屋を別のフロアの部屋に変えるように頼んだ。これから部屋に女が来るというのに、上司と同じフロアというのは都合が悪かったのだ。
再びチェックインを済ませ、部屋に入った拓也は歩美の到着を待った。部屋はダブルベッドで、ビジネスホテルにしては比較的広い部屋である。まだホテルが開業してから数ヶ月しか経っておらず、内装は新しかった。浴室にバスタブは無かったが、その代わり水の勢いを色々なタイプに調節できるグローエのシャワーが付いていた。この部屋ならば快適に過ごせそうである。そんなことを思いながら着替えもせずに待っていると歩美から博多駅に着いたというメールが届いた。拓也は急いでホテルを出て、博多駅方面に向かった。
歩美は7月に拓也と会ったあと、運転中に交通事故を起こしていた。幸い怪我は無かったそうであるが、乗っていた軽自動車は廃車になったという。その話を少し前に歩美からのメールで知り、心配していた拓也だったが、博多駅のバスセンター隣の横断歩道の向こう側に立っている歩美の姿を見つけて一安心した。カーディガンにスカート姿で肩にバッグを掛け、歩美の職業を知らなければ、仕事帰りのOLのようにも見える。歩美と合流すると、拓也はホテルの部屋まで先に自分が歩くので少し後から付いてくるように歩美に伝えた。出張中に女と一緒に部屋に入るところを上司を含め誰かに見られたら大変だと考えたからである。歩美は少し不安そうな表情を見せた。拓也は、その表情を見て申し訳なく思ったのも束の間、ホテルに着きエレベーターに乗って部屋に戻ると、再び部屋を出て後からエレベーターで上がってきた歩美を通路で出迎えた。
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無題 ©著者:阿久津竜二
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