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15章:身の上
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15章:身の上
プレイが終わると、拓也は歩美を腕に抱き寄せて会話をした。
それが風俗嬢になった原因とは決して言えないだろうが、歩美は学生時代に母親を亡くしていた。数年前に博多駅前のアパートで当時付き合っていた男と同棲していた一時期を除いて、小竹の実家で父親とずっと同居しているそうだ。最近は何かと父親に家を出て自立するように言われることが多く、部屋の家具を増やせないのが悩みなのだと言う。風俗の仕事は早く辞めて、何か手に職がつけられるように学校に通いたいと言う歩美の話を聞いて、拓也は「早くそうなれば良いね 」と応じた。実際、拓也はそう願っていた。 だが歩美の話を聞いていると何か具体的な目標があるわけではなく、それ故に、なかなか辞められないのだろうな、とも思った。
部屋を出る前に、拓也は「気持ち程度で申し訳ないけど」と言って財布から現金を取り出し、歩美に渡した。そして歩美の車で飯塚駅前まで送ってもらい、拓也は車に乗って家路を急いだ。歩美は一旦家に戻り、そのあと夜から博多に行って朝まで仕事だと言う。もし、もっと若い頃に歩美と出会っていたら、どうなっていたであろうか。帰りの車中、そんな考えが頭をよぎった。だが、それよりも拓也は、妻に不信感を抱かせないために、あたかも整骨院に行ってきたかのように如何に振る舞うかを考えるのに必死だった。
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