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9章:罪悪感 (1/1)

9章:罪悪感

連休が明けて東京に戻った後、拓也は歌舞伎町でネイルサロンの店長をしている恵子という歳上の40歳の女と知り合い、恋仲になった。恵子には最初に会った日に妻子持ちであることを告げていなかった。次に会った日も、その次に会ってホテルに行った日も告げなかった。拓也は多少の罪悪感を感じながらも、そのまま隠し通そうとした。ある休日、二人で横浜にデートに行き、中華街で食事した後、元町商店街を散歩していた時に恵子は切り出した。

「私、結婚願望無いって思われることが多いけど、本当は結婚願望があるの。」

それは、結婚を前提に拓也と付き合いたいという意味であり、もし拓也に結婚する気が無いならば別れたいという意味でもある。拓也は恵子に結婚願望がないとは思っていなかったが、こうしてハッキリ言われた以上は恵子と付き合い続けることはできない。恵子の言葉に一気に現実に引き戻された拓也は、「うん。」と頷くのが精一杯であった。その後、仕事帰りの恵子に呼び出され、赤坂で一度食事をしたきり二人の関係は終わった。
拓也は隠し事をせずに、率直に付き合える女が欲しいと思うようになっていた。

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無題 ©著者:阿久津竜二

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