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6章:メール
拓也は歩美に会った日の昼頃、妻子に会いに行くために乗ったJRの電車の中で歩美にお礼も兼ねて、また福岡に行ったときは宜しくという趣旨のメールを送った。夕方、歩美からメールの返信があり、拓也はすぐに一言、二言程度の短いメールを返信した。
再び歩美から拓也にメールが来たのは、約一ヶ月後の4月の下旬のことであった。拓也は3月末で出向を解かれ、4月から東京駅にほど近い銀行の本店に勤務していた。メールが来たその日は、3月末まで在籍していたシンクタンクの同僚たちと夜6時半から神田界隈で一緒に飲む約束をしていた。5時過ぎに仕事を終えた拓也は、時間潰しのために神田まで歩いて向かった。
その道すがら、歩美からメールが届いた。
「こないだはありがとう。元気ですか? あけみ」という文面を読み、一瞬、拓也は誰から来たメールなのか分からなくなった。メールアドレスを見ると送り主は間違いなく歩美のはずである。拓也はすぐに理解した。あけみとは歩美がかりんの源氏名で働くデリヘルの別の系列店での源氏名なのであろう。つまり、歩美は拓也に本名を教えたことを忘れており、さらに別の系列店で拓也に呼ばれたと勘違いしている様子であった。
拓也は源氏名のことには触れずに、「歩美だよね?5月の連休にまた福岡に行くから、その時はよろしくね。」と返信した。
そのあと、拓也が古巣の同僚たちと飲んでいる時、歩美から「うん、連絡待ってるね」と返信があった。
終電近くまで神田で飲み、深夜に千葉の自宅に戻った拓也は、パソコンを開き、インターネットの風俗サイトで歩美が在籍するデリヘル店の系列店を探した。すぐにあけみを見つけた。目出しの写真のあけみという女は、口元こそボヤけていたが、間違いなく歩美だった。
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無題 ©著者:阿久津竜二
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