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2章:デート
「久しぶり、すぐに気がついた?」
「うん、横断歩道のところで分かったよ。」
「東京は地震大丈夫だった?」
「俺はいなかったけど、相当揺れたみたいだよ。」
エレベーターに乗り、部屋に着くなり、拓也は財布から現金を取り出して梓に渡した。それから化粧ポーチサイズのコーチのミニバッグをプレゼントした。ニューヨーク出張の際に立ち寄ったウッドベリーコモンのアウトレットで購入した品である。予想外のプレゼントに上機嫌になったのか、梓の顔から屈託のなさそうな笑みがこぼれる。拓也は梓を抱き寄せた。二人のプレイが始まった。
それから二時間ほどが過ぎ、二人はタクシーで対馬小路にある水炊きの店、長野に向かった。ホテルを出る少し前に電話したところ、運良く予約できたのである。
店に着くと、店内はほぼ満席であった。座敷に通され、鶏肉のミンチと切り身が半々ずつ入る水炊き鍋を二人前注文し、烏龍茶で乾杯した。最初、拓也は梓にアルコール飲料を勧めたが、梓が烏龍茶が良いというので拓也も酒を飲むのを諦めたのである。拓也は下戸ではないが、酒を飲むのは人と一緒に飲む時と決めている。それは拓也が大学進学のために一人暮らしをする前まで住んでいた静岡の実家で、父親が毎晩のように一人で晩酌し、時には酔って悪態をつく様子を見て育ったせいである。
水炊きに舌鼓を打ちながら、二人の会話は弾んだ。この店に初めて来たという梓は満足した様子で、「今度は友達と一緒に来ようかな」と言った。梓の言う友達が男友達なのか女友達なのか気になったが、それでも拓也は敢えて聞かなかった。聞くのは無粋と思ったからだ。それに今日のデートを通じて梓の性格は拓也が想像していたよりも遥かにサバサバしていることに気がついたからである。男友達であったとしても全く不思議はなかった。
このまま東区の実家に行くという梓を博多駅までタクシーで送ったあと、拓也はホテルの部屋に戻った。
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無題 ©著者:阿久津竜二
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