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6章:俊 (1/9)

6章:俊



俊は、おだやかな話し方をした。

そして誰の悪口も言わない。

私は俊のいない生活など考えられない程、俊に依存した。

俊は私の黒髪が大好きだと、いつも髪を撫でてくれた。

私が自分の事を打ち明けても

態度は変わらなかった。

只、今度又、父が私に何かしたら

『殺す』と言った。

俊の両親も、本当に優しかった。

全ては順調に行っていた、そう思っていた...

私は中学二年生になっていた。

たまに、自宅に戻る以外は俊の家で暮らしていた。

俊は、結婚しようと言ってくれていた。

だから、昼間働くと、昼間はいなくなった。

私は中学に真面目に通っていた。

橋本は卒業した為、バンは荒木と言う奴に代わった。

私に歯向かう人間など皆無だったが、直美の件のトラウマから、私には友達がつくれなかった。

それでも、俊がいたからどうでもよかった。

私はタバコもシンナーにも興味なかった。

スカートの丈も普通でどこから見ても『まともな子』だと自分では思っていた...

只、周りは私を怖がった。

只、意識もせず誰かと目が合うと

誰しもが泣きそうな顔で

『すみませんでした!』と言う。

記憶はかなりの頻度で抜けて行った...

ね?私はそんなに怖い?

誰かに聞きたかった...
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私は多重人格者 ©著者:美砂子

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