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5章:直美 (8/10)


中学一年生の春休みになった。

何故だか自宅で以前の様な虐待を受けなくなった。

私は俊の家に入り浸り状態だった。

私を連れて、不良の集う場所によく行った。

何故だか皆が私を知ってる。

一度、チャラチャラした奴が俊


『彼女スゲェ怖いんですよね?』

とヘラヘラと言った瞬間、そいつは吹っ飛んだ。

俊が手を出したのは始めてだったので私はビックリして又、過呼吸になった。

苦しい中で、私は怖い奴?なんで?直美の事?そうだ、直美しかいないと何故だか確信した。

吹っ飛んだ奴の頭上で

『あんた、直美知ってるよね?直美の男?ならば、直美連れて来ないと殺すよ?』と言いながら、馬乗りになって首を絞めた。

俊も周りも必死で私を引き離そうとするが、私は首を絞める手を離そうとはしなかった。

しかし、所詮俊を始め男達の力にはかなわない。

静まり返った店内で俊は、吹っ飛んだ奴に

『お前、直美知ってる?』と

冷たい声で聞いた。

微かにハイとそいつは答えた。

俊は、直美連れて来いと呟いた。

但し美砂子の名前は出すなよ、と。
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私は多重人格者 ©著者:美砂子

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