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2章:虐待の始まり (1/9)

2章:虐待の始まり



祖父が亡くなっても、私はお仏壇の前で、何故だかひたすら手をあわせていた。

多分、告別式から二週間程経った夜...

『貴様〜お前も死んじまえ!』

罵声と共に、私は、仏間から投げ飛ばされた。

一瞬、何が起きたのか?わからなかった。

気付くと、兄が私を見下ろしゲラゲラ笑っている。

母は『お父様の気持ちがわからない、嫌な子ねぇ〜…産まなきゃよかったかしら?』

さっぱりわからなかった。

おじいちゃんにお祈りしたらいけないの?

お父様の気持ち?

お兄ちゃんは何が面白いの?

産まなきゃよかった?

私はいらない子?

産まれて始めて、茫然自失となった...

気付くと頭が痛い。触ったら手に血がベッタリとついた。

母は『やだ、病院に行かないと駄目みたい。お金がもったいない〜♪』まるで鼻唄の様だった事を、鮮明に覚える...
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私は多重人格者 ©著者:美砂子

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