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1章:出会い
その日最後の時間だった。
つぎのお客さんは常連さんですが、まだだれも本指名してません。
頑張って下さい。
店員が話しかけて来た。
どんな客だろうと関係ない。
時間内満足させるよう努力するだけ、、、、
オーダーシートで待ちポーズや着用する下着などを確認して、部屋で客を待った。
この店は目隠しをして拘束、オモチャが売りの夜這い店。
客の顔がわからないし、綺麗に一人でシャワーを浴びてから触ってくるので、昔働いていた即尺店に比べたら本当に楽な店だった。
客がシャワーを浴びてカーテンを明け、シャワールームの電気を消す音がゲーム始まりの合図。
その時どんなさわりな方をしてきたのか、どんなキスだったのか?
私は殆ど何も覚えていなかった。
ただ立ったまま何度も吐きそうになるほどのイマラチオが繰り返された。
目隠しを外された時に、少しやんちゃそうだがまぁまぁ好みの外見だったことと、ぶっきらぼうな態度に惹かれる物を感じ
もう一度会いたい。
指名を返したいという思いから
私は何度も嘔吐と闘いながらイマラチオを繰り返した。
あんのじょう終わった時に
メアド交換しょう。
これで最後の時間なら、近くのコンビニでまってるから、終わったら会おうといわれ、、、、
普段なら絶対にそんな誘いには乗らないのに
きっともうそこから私の恋愛は始まっていたんだと思う。
私はさっさと掃除を済ませ、彼が待つコンビニに足早々に向かったのでした。
コンビニにつくと彼がぶっきらばうに挨拶しながら、足早に歩き出した。
てっきり食事にでも行くのかな?と思った私の期待はさっさと裏切られた。
かれは先ほどわたしの顔に思い切り出したばかりなのに、0時過ぎて向かった先は、ラブホテルだった。
しかも今度は店ではないので本番、、、
かれの物は生まれつきそうなのだろうが、恐ろしいほど反り上がっていた。
痛すぎる位。
元気なときもそう出ない時も、、、、
私をいつも苦しめた。
ただ、かれのキスが大好きだった
そのキスからのがれられなかった。唇をめくれと命令され、歯や歯茎を一本づつ愛おしむように執拗になめまわす。
オモテもウラも。
時間をかけて何度も何度も。
私は恥ずかしさと快感に何度も身悶えした。
そう、今思えばこの日から私の苦悩が始まったのでした。
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現実と嘘と快楽のはざまで ©著者:恋愛依存症
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