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7章:ナラタージュ (1/12)

7章:ナラタージュ


翌朝、店に着くと主任から、

『店長が呼んでたぞー。』

と言われ、俺は安部ちゃんがいる部屋へ向かった…。

『おはようごぜーます。』

『おう。お前この店に来てそろそろ半年くらいたつだろ?』

『マジ、あっという間っす(笑)』

『てな訳で来月から約束どうり時給500円UP。』

『まじっすかーー?』

『まじっす。そのかわり今日DIOでも奢って(笑)』
『えっまじっすか??』
『うん。断ったら時給800円』

『……。』

『じゃ今日も1日頑張ってね!』

流石ヤクザ…。

これが、まさしく世に言う『アメとムチ』ってやつか…。

それにしても今日って…。

どんだけ空気読めねぇヤローなんだ…。

あれからメルも来てないし…。

気まず…。

だが500円UPは最高だぜ!!

単純に給料1・5倍…。
その前迄の給料が大体25、6万だった俺は一気に40万近くを稼ぐ様になっていた…。

そしてその日はなんとなく1日中モヤモヤした気分で働きその日のバイトが終わった…。




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体温の意味 ©著者:ベジータ

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