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6章:遠回り (5/5)


「俺は幸せまでの遠回りだと思ってる。」


「遠回り?」


「そう。世間知らずになるより良くない?イロイロ経験してさ、それから絶対に俺の幸せな家族を作るの。」


「きっと作れるよ。死ぬ時は誰でもプラマイゼロだって言うし!若い時の苦労は買ってでもしたほうが良い!(笑)」


「千里…昭和の匂いが…(笑)」


「おばあちゃん子で悪かったわね…」


「千里…可愛い(笑)」


「…っっ!」


耳まで一気に赤くなったのが解る。
元カレと別れて二年…言われてなかったなぁ…


気付くと綺麗な顔が目の前にあった。


「俺の前でだけ素直で可愛い千里にするから覚悟しといて。」


その目は真剣で怖い位だった。

でも逃げたいとは思わなかった。


私自身、素直になりたかったのかも知れない。
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ガラスの靴 ©著者:cocco

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