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1章:貴方の面影重ねて。 (1/1)

1章:貴方の面影重ねて。

「もしもし。なな。今どこ?」

「もうすぐお店着くよー。今タクシー。」

いつも恒例の会話。

某店役職ホストのしずく

そして私の名前は「なな」。

21歳。彼氏無し。

吉原の高級ソープ嬢。
それなりに人気はある方。

そして某店役職ホストの友営エース。

友営が楽なの。もう辛いのは
嫌だから。逃げてるだけかな。




そんな感じで

約3ヶ月程が経つ。

「なな!早く会いたいー。
早く話したいことがあるんだー♪」

「んー?なにー?」

「えへへー!会ってからの
お楽しみー!」

あーやっぱり似てる。
喋り方や甘え声。

だから会いたくなる。

そう私の心の中から消えない
貴方にそっくりなの。

私がこうなるまでに
貴方はずっと傍に居た。

そう…いつも傍に居たんだ。


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普通の女の子で居たかった。 ©著者:なな

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