8章:その後の 汚屋敷 (6/6)

この頃、夫ジェイクと二人で、どうするか頭を悩ませていた問題がひとつありました。
それは…

地デジ化！

全国の汚屋敷住人の皆さんは この問題をどうクリアしたんでしょうか？
汚部屋のテレビの搬出入、電気屋さんを入れないなんて不可能ですよね？
古いテレビをリサイクル法で引き取ってもらわねばならないし。
汚屋敷住みにとっては 本当に迷惑極まりない法律改正でした。

結局、我が家はそのまま。そう、地デジ化されずに、その瞬間を迎えてしまったのでした！
テレビのアナログ放送が終了し、砂嵐がザァーってなる歴史的瞬間を目にしたのです！
まぁ、携帯のワンセグでどうしても見たい番組は見れたし、片付け中に発掘した昔のビデオを見たり、レンタルDVDを毎週のように借りたり。
共働きの我が家は 基本夜寝るまでの数時間の視聴なので、テレビの無い生活でも思っていたより平気でした。
昔懐かしの ごっつええかんじ とかのビデオを見て笑って、夫婦の会話も 前より増えたりして、意外に快適ライフで。
ただ、友人・同僚にかなり驚かれ、変人扱いされたことは事実。
汚屋敷住人なことはバレていないので、何で？何で？攻撃が凄かった。

地デジ化されないまま約一年経つ頃、夫ジェイクが会社のイベントの景品で液晶テレビを持ち帰ってきて、我が家の無テレビ生活に終止符が打たれた。
っていうか、液晶テレビ、電気屋さんで買えば良かったよね？
何で気づかなかったのか。
別に古いテレビ、搬出しなくても良かったんだ…

いや〜 タイムリーに見るテレビって、いいね(笑)