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7章:汚屋敷 本丸へ突入
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六畳の部屋に10日もの日数と多大な体力を奪われつつ、タンス部屋の領土奪還に成功しました。
自分で読み返してみても、それほど大変な戦いにみえないんですが、実際は疲労困憊な感じなんですよ。
文章にして表すって 難しおすなぁ…。
さて、
汚屋敷の最深層、玄関から真っ直ぐ伸びた廊下の先に ゴミ屋敷の本丸があります。
そこは12畳のLDKと8畳の洋室が繋がった間取りをしており、2つの部屋の仕切りを取り外してワンルーム状態にして、夫婦二人の生活の場としています。
このワンルーム状のスペースが、我が家最大のゴミ部屋でして。
ちょっと引かれるのではないか、という地獄絵図が広がっています。
まず、廊下からこの部屋に入る扉が…
扉が…
半分しか開きません。
ゴミに阻まれて扉が半分しか開かないので、体を横にしてしか通れません。
扉から中に入るとまずキッチンスペースですが、ゴミに埋もれてシンクなども見えません。
そのせいでご飯を作ったり出来なかった。
鶏が先か卵が先か、って話になりますが、ゴミに埋もれたからキッチンが使えないのか 使わないからゴミに埋もれたのか、今となっては分かりません。
床の床視率は0%で、部屋全体にゴミがあり、足元にはゴミの層が踏みしめられて道が出来ている。
この道も最初はLDKから奥の洋室まで繋がってましたが、いつの間にかゴミで道が塞がれてしまい(多分、ゴミ山の雪崩れが原因)LDK中央付近に置かれたコタツ机に よっ!と 乗って歩き、洋室側の布団の上に移動する、という生活をしていました。
この頃、ご飯を食べるのも寝るのもこの限られた布団の上でした。
ぐるりと部屋全体をゴミの山が壁になって取り囲んでいました。
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脱・ゴミ屋敷 ©著者:汚嬢
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