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2章:目覚め
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荷物運びが終わり、皆が仕事に取り掛かると私は一先ず休憩。
邪魔にならないところで、去年の誕生日に貰ったゴジラの人形と誰かが忘れていったガンダムの人形で遊ぶ。
別に戦わせる訳じゃなくて、ママゴトをして遊んでたの。
私的にガンダムがお父さん、ゴジラがお母さん。
ゴジラの方がカーヴィーボディだからね。
太陽の下、根暗な遊びをしていると、
私の体に異変が起きたのっ!
かゆいっ!
かゆいっっ!!
かゆすぎるっ!!!
手首が・・・
さっき香水振ったところが真っ赤になり、
ブツブツが出来、
引っ掻いたら血が出てきた!
それでも痒い!
私の様子が変なのに気付いて、
春クンが様子を見に来た。
痒さに悶えながら、この姿、春クンだけには見られたくないのに、と泣いた。
「マコちゃん!どーしたんスかっ!?」
「泣くほど痛いんスかっ!?」
春クンの慌てぶりに皆が集まった。
結局、私は途中でうちに帰らされた。
しかも春クンのおんぶで。
痒みと、痛みと、恥ずかしさに悶えながら、
春クンの背中で、
その温もりや、
汗の匂いをかぎつつ、
幸せの絶頂にいたの。
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偽りのカラダ ©著者:すたぁ
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