夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
-book.hostlove.com-
ホスラブ小説
ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!
16章:苦悩
(1/8)
メニューを閉じる
ホスラブ小説ホーム
あなたのしおり一覧
小説総合ランキング
ピックアップ作品一覧
昨日の閲覧上昇作品
作品評価ランキング
カテゴリ別ランキング
作者別ランキング
新着作品から探す(カテゴリ別)
みんなのレビュー
みんなの作者ニュース
みんなのファン登録
小説を作成
作者ログイン
小説ご利用ガイド
サイトニュース
16章:苦悩
連日連夜、ワイドショーを賑わす利奈のニュース。
病院の回りには常に報道陣がマイクを片手に11年間の監禁生活の末、無事に保護された利奈の現状を伝えている。
週刊誌の見出しはどれもこれも『豚小屋』というキーワードを大々的に載せて、読者の購買意欲を煽っていた。
また昭夫が利奈を監禁していた家の回りにも数えきれない報道陣や、今回の猟奇的な事件を知った野次馬たちが群れをなしていた。
次第に明るみになる監禁生活の概要は人々の興味をひいた。
ネット上では目を覆いたくなるような凶器にも似た言葉の羅列。
「殺された方がよかったんじゃね?www」
「お母さーんお腹空いたーウンコない?\(^o^)/」
「私だったら生きてく方が辛い」
確かに殺された方がよかったのかも知れない。
正敏も翔子も身心共に疲労困憊していた。
利奈は言葉を失ったままで、こちらが話し掛けても頷くことすらしてくれない。
何度洗ってもまだ微かに豚のような臭いを放ち続けている利奈の体。
歩くことも出来ない巨体は日がな一日寝て過ごし、起きたらひたすら食べ物を欲すだけ。
まだ23才という若さなのに歯も上下合わせて5本しかないなんて…
物言わぬ娘の姿に翔子は深いため息をついた。
なんでこんな姿になって帰ってきたん…
口が裂けても漏らしてはいけない正直な気持ち。
翔子は鬼畜めいた己の心に蓋をしながら日々利奈に接していた。
<前へ
124 /147
次へ>
しおりを挟む
この小説の「目次」を見る
この小説の「レビュー」を見る
この小説の「トップ」へ
※この小説を友だちに教える⇒
メール
豚の穴 ©著者:小陰唇ふりる
しおり一覧
小説を探す
小説を作成
作者ログイン
夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで
全ての機能が利用できます!
http://book.hostlove.com
[ホスラブ小説]
広告募集係り
Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.