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7章:平川翔子
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「ママぁー今日そろばん休みたい」
「なんで?」
父親の座椅子に座りながらチョコレート菓子を食べている娘を振り返りながら訊く。
「なんかねぇ…頭が痛い…」
「はいはい。
あんねぇ、本当に頭ば痛か人はそげな食欲ばなかとよぉ?」
利奈は口を尖らせて翔子を見た。
「ほれ、お嬢ちゃん!お出口は此方で御座いま〜す」
翔子はそろばん塾の鞄を持ち上げ、五本指を揃えて玄関の方へと促した。
利奈は渋々立ち上がると、翔子の手から鞄を受け取って肩をすくめてみせた。
「塾が終わったら真っ直ぐ帰ってきんさいよ。亜子ちゃんや詩織ちゃんなんかとおしゃべりに夢中になりよったら真っ暗になって怖いオジサンに連れて行かれるんよ」
靴を履きながら利奈は面倒臭そうに「わかっちょるって!」と答えた。
翔子は利奈の髪を手櫛でサッと整えると、背中をポンポンと叩きながら「いってらっしゃい!」と言った。
利奈は扉を開けると同時に翔子を振り返り「いってきまぁーす」と言った。
これが利奈の最後の姿で、最後の声であった。
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豚の穴 ©著者:小陰唇ふりる
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