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6章:崩壊 (10/10)

「お前の母ちゃん頭がおかしなって脳病院に入ったらしいぞ」

「お前の母ちゃん頭がおかしなって脳病院に入ったらしいぞ」

「お前の母ちゃん頭がおかしなって…」


目覚めた利奈は昭夫が言った言葉を反芻していた。

ママ…
ママ?


ママって…

あれ?

ママって誰?


え?

私は誰?



思い出せない!

なんで?

利奈は頭を掻きむしりながら目を見開いた。

わからん…なんもわからん…

わからん!わからん!

なんでわからんの!


自分の名前を忘れてしまった利奈は得も言われぬ恐怖感に包まれていた。

それは今まで感じたことのない類いのものであった。

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豚の穴 ©著者:小陰唇ふりる

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