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5章:温かい食事 (8/8)

子豚が腐り始めてきた。

どこからともなく蝿が入ってきて腐肉に卵を産み付け、やがて大量の蛆虫が湧いていた。

部屋の中は腐った肉の臭いと、利奈自身の糞尿の臭いでどうにかなりそうだった。

攻撃的な蝿の羽音に利奈は恐れた。

その数は日ごと増えていき、利奈の髪や顔の回りを執拗に飛び回っていた。

さすがに昭夫もこのままではいけないと思ったのか、意を決して金盥を外へと運び出した。

すぐに空になった盥を持って昭夫が帰ってきた。

「今日からこれにションベンせえ」

まだドス黒い血がこびりついている金盥を見つめて、利奈は力なく頷いた。
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豚の穴 ©著者:小陰唇ふりる

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