俺たちを囲んだ【暗殺者】は、全て毒で盛った尖端の刃を持っていた。そして、黒装束で、指まで見える手袋をしている。女はいないみたいだ。【暗殺者】の一人が俺に問う。

「俺たちは、強いぞ、お前は見慣れぬ顔だが、果たして何者だ？まさか、でしゃばって、王様に歯向かったのではあるまいな？」

俺は、コイツに答えた。

「俺は、テメェらから見れば異世界の殺し屋ガイアだ！お前ら【暗殺者】も、俺たちの世界で言うと、殺し屋なわけだ。う〜ん、血が騒ぐねぇ〜♪ただ、尖端な刃orスピードガンという銃の違いだ。ちょっと、喋りが過ぎてしまったな。とっとと戦おうぜ！！！」

俺が、手をあげて、戦う合図をした。俺は、アルンの耳元でこう言った。


(アルン。こいつらは、一見、威厳なオーラを出しているが、こいつらは弱い。お前の剣で、左胸を刺せ！わかったな？)

アルンは、静かにうなずいた。