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7章:嘘 (1/11)

7章:嘘

少しの時間だけどユウヤと話して私の心はほんの少しだけど軽くなっていた。


だけど部屋に帰るとまた私に現実がのしかかり私の心は砕けそうになった。


―タケルまだ帰ってないんだ…―

しんとした真っ暗な部屋。朝のタケルの茶碗もそのままだ。


私は深いため息をつき茶碗は見て見ぬふりして
シャワーを浴び布団にもぐりこんだ。


でも眠れるはずもなかった。


しばらくして
カチャ…
玄関の鍵を開ける音がした

―タケルが帰ってきた…
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石ころ ©著者:らっこ

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