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6章:うれしい!たのしい!大好き! (2/13)

「Yさんの赤ちゃんできるかなぁ」
あかりはベッドの中で僕を見つめながら呟く。

「え!」
この時の僕はどんな表情をしていたのだろう?一つ言える事は心拍数は上がっていた。

「ウソ。ウソ。私ねっ。このお仕事はじめる時にね…」
と淋しげに口を開く。

「ピル飲みはじめたんだ。あっ違うよ。した事も中に出された事もないけど、やっぱり密室だし、何があるかわからないじゃんね。力で強引に来られたら抵抗できないし」

「だからね赤ちゃんできないの。赤ちゃんできないんだ」
とあかりは目を真っ赤にしながら続けた。

「ごめんね。ごめんな」

かすかに震えるあかりの肩を抱きしめる。
自然と涙があふれ頬を伝う。

「Yさんが泣く事ないよ。ありがと。ごめんね」

そういうと僕の胸に顔をうずめあかりは泣いていた。

僕はさっきよりも大きく震える肩を強く抱きしめ、一緒に泣いた。

どんな事情があるにせよ、あかりは、いや女の子はリスクを背負っている。体を心を傷つけている。そんなあかりが僕の目の前で泣いている。

どれだけ時間が流れただろう。言葉は交わさずただあかりを強く抱きしめていた。

「あのね。私ね…今Yさんの奥さんに嫉妬してる」

そういって長い沈黙を破る。
その表情は先ほどの淋しげな表情ではなく、頬を赤く染めた笑顔であった。

「嫉妬?」

「いつもYさんにこんなに優しく愛されてるんだと思って…」

「優しくなんかないよ。本当に優しい人はこんな風に裏切ったりしないよ。いいかっこしいの偽善者だよ」

「そっかー。でもYさんは優しいよ。SEXも」

「最近、奥さんとHしてないし…うちSEXレスなんだ」

仕事の関係で別居していたし、実際にSEXレスだった。

「そんな事ならこんな可愛くて良い子のあかりさんの彼氏に嫉妬しちゃうよ」

と冗談っぽくうそぶいて言った。しかしその時、長年連れ添った妻を裏切っている罪悪感と同時にあかりに強く惹かれている事を自覚した。

しかしその感情は愛ではなく偽りの愛であるということに気づくはずもなくその時はあかりとの甘美な時間に没頭していた。






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真実の恋?偽の愛? ©著者:pdwd

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