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2章:過去、中学時代。
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三年生、身長も155cmくらいに成長し、体重も5kgほど増えた私。
スカートの丈もすっかり短くなった。
お気に入りの白いカーディガンを来て、三年生のクラスは部活が違うけど友達が3人いて、恵まれた。
春になるといろいろと部活は今後のことで慌ただしくなる。
夏にはコンクール、秋にはアンサンブルコンテスト。
アンサンブルコンテストは学校から3組しか出場できなくて、主に三年生が燃える。
一応クラリネットは6人で出場することになった。
私を含む3年生5人と低音パートに普段はいるバスクラリネットという大きなクラリネットを吹く子をいれて6人。
私は足を引っ張らないようにしないと…と、焦った。
私の代わりに2年生を入れられてもおかしくないくらい下手だったから…
ただ、ずば抜けた私にも少しは才能があった。
いろんなサイズのクラリネットを吹けること。
意外にもみんなは吹けなかった。
ずば抜けてダメでも、個性で乗り切れる。
そんなことを中学時代に学んだ。
個性で乗り切れる、個性を生かそう…と。
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