ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!

9章:でりへる。 (7/8)

私はデリヘルの仕事を始めたことを、アキにすぐ話した。

嘘をつくことが嫌いだった。

嘘をつかれることが、何よりも嫌だったから。

アキは、嘘はつかなかった。

でも、私に、
何一つ教えてはくれなかった。

住んでいる場所、
家族構成、
好きな食べ物、
好きな歌手、
好きな色。

本当に何も知らなかった。

ただ、ただ、
目の前にいるアキだけを
見つめて、
好きだった。

仕事の話をすると、
今以上に利用されることはわかっていた。

でも…話した。

アキには、知っていて欲しかった。


私だって、ツライんだよ?
54 /117

※この小説を友だちに教える⇒メール

いいね LINEで送る

二番目。 ©著者:aoi

夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで全ての機能が利用できます!

Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.