18章:私の生い立ち (5/8)

実家に戻ってきた母、お婆ちゃんに小言を言われるストレス、職場の他の看護士の人にもちょっとしたイジメにあってたストレス、私以外の娘は非行に走り……ストレス。


また昔の母に戻りつつありました。睡眠薬を飲んでキマってる姿が増えていき、仕事も辞め、金使いが荒くなり、別の仕事を始めたかと思えばまたすぐ辞め。


私が中学１年生。二学期の11月終わり頃。以前働いてた島の診療所から電話があり、母をイジメてた人が年内に辞めるから、年明けからまた働きにきてほしいと電話があったみたいで、母は喜んでました。

その頃大分お金使いが荒く、毎週毎週焼肉にカラオケに飲み屋通いをしていたため、大分借金を作ってたみたいです。流石にこれ以上借金も作れないし、年明けから働きに出るから遊びに行く頻度も減り、また薬を飲む日々が続いてました。


そんな母を私は哀れんでましたね。薬を飲んでは不機嫌で当たり散らしてきては、こーなったのは婆さんのせいだとか、子供達は何でこんな子に育ったとか……


もぅね、こいつバカぢゃねーの？とか思ってましたよ。睡眠薬飲んで眠り続けてくれてる方が嬉しかったんですよ。その時までは。