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3章:第一話-3:【叡智】 (21/21)

なぜ何も喋らないのだろう……照れ臭いのかな……それとも仕事で疲れている……? そう思った時、篤哉が口を開いた。



「あ〜、疲れが取れたぞ。さぁ、食ったら莉子の部屋着や日用品を買いに行くぞ……今後、莉子の服は俺が買う。自分で勝手に買うのはやめろ……それともう少し痩せろ。そのウエストサイズでは、ジーンズの腰履きが似合わねぇからな」


「ジーンズ? 腰履きって私が?」


「そう。冬はピーコートかフライトジャケットな。足元はブーツだ。俺が買うよ。頑張って稼ぐ。だから、莉子は言うとおりにして、微笑んで横に居てくれればいい」


確かに、最近数キロ太ったのだ。返す言葉も見つからず、篤哉の言葉に飲み込まれる。



ーーそれが、グレーゾーンを持たぬ彼との一ページ目だった。



はらりとページはめくられる。


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【荊棘】(おどろ)外伝・二題 ©著者:七斗

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