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3章:第一話-3:【叡智】 (3/21)

背筋が、白のピッタリとしたポロシャツの中で躍動する。
ブレイクショットでいくつかのカラーボールがポケットへと吸い込まれた。



「……神戸、なんですよ」


「おお! 関西か。俺も20代の初めに大阪に住んでたよ。二年くらいかな」


「へえー。大阪のどこに?」


「ミナミだな。喧嘩ばっかしてたよ。その頃、イエローのフェアレディZに乗っててさ。“黄色い狂犬”って呼ばれてた。今考えると恥ずかしいな……よし、1番をポケットへ……」



キューを自在に操り、手玉をジャンプさせて1番ボールに当てる。曲線をゆるゆると描きながら、ボールはことりとポケットに落ちた。



「何でもやったなぁ。ナインボールでも稼がせてもらった」



キューを持って右サイドに移動する。カラーボールは次々にポケットへと落ちていく。


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【荊棘】(おどろ)外伝・二題 ©著者:七斗

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