夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
-book.hostlove.com-
ホスラブ小説
ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!
2章:第一話-2:【篤哉】
(2/16)
メニューを閉じる
ホスラブ小説ホーム
あなたのしおり一覧
小説総合ランキング
ピックアップ作品一覧
昨日の閲覧上昇作品
作品評価ランキング
カテゴリ別ランキング
作者別ランキング
新着作品から探す(カテゴリ別)
みんなのレビュー
みんなの作者ニュース
みんなのファン登録
小説を作成
作者ログイン
小説ご利用ガイド
サイトニュース
篤哉(あつや)と出会ったのは……。
梅雨が開けたばかりの、蒸し蒸しする夏の在る夜だった。
その頃、私は同僚の離婚相談にどっぷりと浸かっていた。
同僚、岡島(おかじま)は会社に同期入社した男性で、とても気が合った。しかし求める異性への価値観が異なり、互いに恋愛関係になる由は皆無である。けれども不思議と話が合うので、新卒で入社して10年。
男女の枠を超えて、親友関係になっていたのだ。
私は彼より先に結婚し、そして離婚した。
離婚は、結婚の10倍の労力が伴う。なんとか乗り越えた私を、同僚は頼った。彼の苦悩もよく解り、週末毎に二人で呑みに行っていた。岡島が「結婚するんだ」と、私に嫁を紹介した時……即座に直感で“これはダメになるだろうな”と感じた。そしてその通りになる。理由は“嫁の浮気”だ。
心痛に顔を歪めながら、岡島は杯を重ねる。
「岡ちゃん、もう呑むの止めなよ。だからさぁ、私、結婚する前に止めたじゃんよ。無理があるって」
「うるせぇ。莉子は真っ直ぐ過ぎてダメなんだよ!」
「は? 私? 今は私の話じゃ無いでしょ、だからさぁ」
「だから! 莉子には不思議さが無いの! “不思議”が無いと人間、つまんないでしょ? お前は裏表無さすぎ」
岡島は、“掴み所の無い女”が好きで……しかしそれは、彼の真摯な生き方には向かなかったのだ。
彼は……“真面目”が故に“奔放(ほんぽう)”に惹かれた。
人間は、常に“無いものねだり”をする。
<前へ
11 /174
次へ>
しおりを挟む
この小説の「目次」を見る
この小説の「レビュー」を見る
この小説の「トップ」へ
※この小説を友だちに教える⇒
メール
【荊棘】(おどろ)外伝・二題 ©著者:七斗
しおり一覧
小説を探す
小説を作成
作者ログイン
夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで
全ての機能が利用できます!
http://book.hostlove.com
[ホスラブ小説]
広告募集係り
Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.