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38章:桜
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38章:桜
あれから8年の年月が過ぎ、
私、曽我部刻子は高校の入学式を迎えていた。
人一倍発育が遅くって、周りの子達と比べて背丈はチビのまんまだけど、ずっと一生懸命お勉強を頑張ってきたお陰で公立高に入学させて貰える様になった私は初めてセーラー服に袖を通し、やっと普通の人生を取り戻し始めていた。
ただ、戸籍上の問題を含め、小学校や中学を卒業出来ていない身分の私が、それらの弊害をクリアして、どうやって受験を受けさせて貰えたのかについては、私も知らされてなくて謎のまま。
ママに記念撮影をして貰った後、
桜舞う道を車で走って帰る。
「これからは刻子も同級生と恋をしたり、
色んな経験をして、普通の女子高生として大人に近付いていくのね」
「ママ、寂しい?」
「ううん、あなたの成長を見守る事が出来て幸せよ?」
「…私を育ててくれて、ありがと…」
「まだその台詞は早いでしょ?
社会人になって、自立してからね」
「うん…」
「もう、あなたは自由よ。
今日から一人で外出して、
色んな所へ行って遊んできても構わないわ」
「ほんと?」
「うん。高校で友達が出来たら付き合いだってあるだろうし、いつまでもママが付きっきりで束縛する必要も無いでしょ?あなたを信用してるんだもの」
「嬉しい!」
「その代わり、どこへ行ってもちゃんと帰って来るのよ?遅くなるならちゃんと連絡を頂戴。私の大切な一人娘なんだから」
「分かった」
マンションに帰ると、ルッコラが私とママをいつも元気にお出迎えしてくれる。
クリスマスの日に初めておうちに来た子犬の頃は、しばらくずっと懐かなかったのに、長い時間をかけて面倒を見てる内にやっと心を開いてくれた。
真奈ちゃんの事が気がかりで、
ずっとママに安否を聞いたりしてたけど、未だに時々宰おじさんの家に呼び出されて奴隷として扱われているママの話によると、真奈ちゃんは現在も殺される事もなく、おじさんの所で長い間調教されながら育てられてきたらしい。
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刻子 ©著者:池沼
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