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21章:うそつき
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21章:うそつき
「うええぇぇん…!うええぇぇぇん…!」
「…とりあえず落ち着くまで待ちましょうか」
「ええ…」
「ひぐっ…ひぐっ…私っ…
絶対に見ないでってお願いしたのに…!
ひどいよ…!ぐすんっ…あんまりだよ…!」
なでなで…
「…刻子、ほら…ハンカチ…」
ぺちっ
「要らないっ!…すんっ…すんっ…
パパとママのうそつきっ!!」
「………」
「…刻子ちゃん、いいかい?よく聞くんだ」
「ぐすっ…ひっく…」
「君がそこまで必死にお父さんお母さんにお願いしたという事は、
本当に知らない人に誘拐されて、
絶対に誰にも見られたくない様な屈辱的な姿を録られてしまったんだろう」
「ずずっ…」
こくん…
「…だったら、私は一人の刑事として、
一人の親として、一人の人間として、
犯人を許す訳にはいかない。
今君のお母さんに言われた通り、
私にも君と同じくらいの娘が居るからだ」
「!」
「森さん…」
「…すんっ…すんっ…」
「刻子ちゃんは、
小学一年生なら6歳か7歳になるのかな?」
「すんっ…今、6歳…」
「そうかい、じゃあうちの娘とおない歳だ」
にこっ
「…すんっ…」
「………」
「………」
「我々警察本部が個人の申請を受け、
事情を聞いた上で事件と認知し、
犯人捜査へと動き出す為には全ての辻褄があくまで合理的に符合した調書を署長又は検察へ提出し、それらの決裁が必要になってくる。
だから事情聴取をしたからといって必ず助けてやれるといった保証は出来ないが、少なくとも私個人はたった今から君の話を全て信用し、なるべく有利な方向へ運べる様に善処するつもりだ。
刻子ちゃん、その為には今君が恥をかき捨てた上で我々に心を開き、解る限りの情報を正直に提供して貰わなければならない」
「…難しくてよく分かんない…」
「つまりお父さんお母さんも、
私達もみんな君に恥ずかしくて辛い思いをさせてでも命を救う為に一生懸命だという事だ」
「すん……うん、分かった…」
「よし、じゃあ今から刻子ちゃんの証言を纏めた調書を作成する。
これは我々が実際に犯人を捕まえに動き出すのか、そうでないのかを見極める大事な資料になってくるから、じっくりと思い出しながら話を聞かせてくれ」
「うん…」
「ご両親も、所々フォローを入れて差し上げてくれて構いませんので」
「はい」
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刻子 ©著者:池沼
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