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15章:大切なもの
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15章:大切なもの
「ときこ、またえんぴつの持ち方がクレヨンになってる!さっき言っただろう!」
「こう…?」
「違う。あ〜もう…不器用な奴め。
こうだ。親指と人差し指で枝の先をつまむだろ?そして中指を添えるだけだ。
…そう!そのままで書いてみろ」
「わん…」
カリカリカリ…
テストがやめになってから、私はずっと
おじさんにえんぴつの持ち方から
あいうえおの一つ一つの書き順と、
綺麗に見えるコツを習っていた。
「違う!もう『た』の書き順を忘れたのか。
一画目が横にちょんっ。次が縦に一本。
そして横にちっちゃい『こ』だ」
「横にちょんしてたていっぽん…」
「縦線は少し斜めに」
「すこし…ななめ…」
「ちっちゃい『こ』!」
「ちっちゃいこ…」
「そうだ。『た』は最後にちっちゃい子。
お前の事だ。覚えやすいだろう。
あと10回書け」
「わん…」
厳しいけど、わかりやすく教えてくれてる。
でも…そろそろちょっぴりくたびれてきちゃった…。
休みたいな…。
今頃学校も終わって、
みんながランドセル背負っておうちに帰ってるのかな…。
私もおうち帰りたい…。
ピンポーンッ
「!」
「お、誰か来たな〜。誰だ?」
チャイムの音が聞こえた…。
ピンポンピンポーンッ
「はいはいっ。今行きますよ〜っと。
…警察かぁ?
ときこ、ちょっと静かにして待ってろ。
騒ぐんじゃないぞ」
ばくんっ…!
そう言ったおじさんはのんびり立ち上がって、インターフォンの電話の機械に近づき、手に取った…。
「わ…ん…」
おまわりさんが
助けに来てくれたのかな…。
心臓が…
ドキドキする…!
カチャ
「はい」
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刻子 ©著者:池沼
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