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9章:新しい街
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少ない会話の中で
ヒナの行き場が無いと知った和樹は、自分の部屋に来る様に言った。
ヒナは
どうせ風俗で働くつもりだし、身持ちを固くする理由も無いため、何の迷いもなく和樹に着いて行き、住むところを手に入れた。
10分くらい歩いた静かなところに、和樹のアパートはあった。
お世辞にも綺麗とは言えないアパートで、ヒナは恭と初めて待ち合わせをした売春宿を思い出した。
和樹はヒナを部屋に案内すると
友達の所へ行ってくるから、部屋は自由に使って
と、どこかへ出かけて行った。
身体と引き換えだと思っていたヒナは少し驚いたが、とにかく疲れきっていたため、和樹の部屋で身体を休めた。
知らない場所
知らない人
たまに踏み切りの音が聞こえるこの部屋で、ヒナは心の置き場所を探した。
しかし、どんなに探しても、
そんな場所は存在しなかった。
バックの中には、恭と暮らしていた部屋の空気がまだ残っている様な気がして、ヒナは意味もなくバックの中身を手に取った。
しかし、何をしてもヒナの心の傷は疼くだけだった。
悪い事を思い出せば、恐怖で身体が震え、絶望的な気分に襲われ
良い事を思い出せば、淋しさで胸が苦しくなった。
あんなに辛い目にあって、やっと逃げてきたのに
どうしてこんなに寂しいんだろう…
辛い……。
身体を丸め泣き出すと、恭に蹴られたところが
ズキッと痛んだ。
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