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4章:本妻
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昼間は春で、夜中は冬。
そんな季節を秋と呼ぶ。
夕焼けに赤く照らされた薄い雲が、まだ淡い月を隠すように流れている。
白い雲は、所々いろいろな茜色に染まっていて、それはまるで夢の世界みたいに綺麗だった。
キラリと光るのは、飛行機の光。
あの小さな飛行機が、あそこからここまで来る間に、恭はこの部屋に帰ってくるだろうか。
外の空気は肌寒いけど、まだここでこうして恭を待っていたい。
ベランダに立つヒナは、あの門から黒いマジェスタが見えるのを、何度も何度も想像した。
もしかしたら、今日は特別な日になるかもしれない…。
黒いマジェスタが見えた時、ヒナはたまらずに玄関から飛び出し、急いで表に出た。
車から降りた恭は、ヒナに気付くと苦笑いをして言った。
「そんなに心配するなよ。」
ヒナは恭の次の言葉を聞いた時、ふと空を見上げた。
さっきの飛行機は、ずっと遠くに光っていた。
日が沈みかけると、夜のにおいに包まれる。
冷たく澄んだ空気を色にするなら、きっと濃い青色だろう。
離婚成立した
恭の言葉は、ヒナの心の一番深い部分に、鍵をかけて大事にしまわれた。
何か言いたそうな恭の顔には、薄赤い傷があった。
引っ掻き傷だろう。
恭がヒナに手を差し出すと、星たちが一斉に煌めいた。
まるで
シャラララ……
と、星がぶつかり合う音が聞こえてきそうな、そんな夜の始まりだった…
恭の手をとると、あまりに暖かく大きかったから、
ヒナはうつむいた…。
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