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1章:出会い
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日曜日、パブが休みなので、ヒナは夕方から恭に呼ばれアパートへ向かった。
ふとした瞬間に、恭の唇や舌の感触を思い出す。
もっと…
もっと近づきたい。
トクン……
トクン…
胸の鼓動が押さえられなくて、ヒナは車の窓を開けた。
ここはもう恭の街。
生暖かい風は、なぜか恭のにおいがする。
ビューと窓から入り込んだ風が、ヒナの髪を揺らした。
その夜恭は、ヤクザが集まる店にヒナを連れて行き、
「俺の女だ」
と、紹介した。
若いヒナに対して、いやらしい視線を送る男もいれば、
恭のとなりにいるヒナに対して、敵意の視線を送る女もいた。
しかしヒナは、嬉しかった。
私は恭の女。
ヤクザの女だけど、それで良かった。
恭と一緒にいたい。
恭の近くにいたい。
雨が降ってきた。
ヒナは、パブに電話をして、辞める事を告げた。
店のママは何か言っていた。
それはとても大切な言葉だったのかもしれないが、雨の音でよく聞こえなかった。
ヒナは電話を切ると、後ろを振り返った。
恭の舎弟が傘を差し出す。
雨を弾く恭のマジェスタは、相変わらず真っ黒で、
ヒナはその綺麗な闇の色をボンヤリと見つめていた。
恭の優しい声と共に、大きな足音が水溜まりから聞こえたので、
ヒナは顔を上げ微笑んだ。
「恭………」
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