卒業した明美とタケルは、一緒に暮らし始めた。


2LDKの、新築アパートを借りて。


「俺がたくさん稼いだら、大豪邸建てような」


そういうタケルは、サッカー選手の道を選んだ。


明美は、必ず応援に行くようにしている。

それが、明美の楽しみでもあった。


そして、二人の結婚式は９月に行われる。


お互いの親には、

「ちょっと早いんじゃない？」

と言われたが、タケルの熱意が伝わり、納得してくれた。


早く子供が欲しいタケルは、中だししたがるが、明美は結婚式につわりがきたら困るから、終わってからと毎晩タケルを説得している。

明美は結局、タケルに反対されて教員の道を諦めた。
また、実習でのことがあったらこまるからって理由が大きいが、いつも明美にそばにいてほしいっていう理由もあるみたいだ。



梶原は、骨折も治り、今はバスケで有名な大学へ行ってバスケを続けている。

松山先生とは、まだ付き合っているらしい。

結婚式には、二人にも出席してもらう予定だ。


これからも、彼らの幸せをどうか願ってやって下さい。


〓【これで本当に完結】〓