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16章:咲樹 (1/12)

16章:咲樹

明美は、校門のところに立って二人を見ていた。

タケルは明美に気付いていないようだった。

女の子は、何やら楽しそうに笑っている。

タケルも、すごく楽しそうだった。

明美はそんな二人を見て、胸が痛くなった。


私、こんなとこで何してるんだろ・・・

すごく嫌な女になってる。
私、タケルくんを疑ってる・・・


明美は、何も考えないようにしようとおもった。

そして、校門からはなれようとしたとき、

「あ、先生!」

タケルが明美を見つけて声をかけてきた。

明美は、どんな顔したらいいかわからず、ただタケルの方を見た・・・

でも、やっぱり嫌な感情がうずまいて、うまく笑顔をつくれない・・・

明美は、タケルに何も言わないまま、校門から出て走りだしてしまった。


「あ、ちょっと。先生!!・・・咲樹(サキ)、わりぃけど話は今度聞くから!」

後ろからタケルの声がきこえる。


『タケル!!待ってよ!』
咲樹という女の子の声も聞こえた。


明美は走り出した足が止まらなかった・・・

タケルの足音がだんだん近づいてくる・・・
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教育実習日誌 ©著者:ポチャ子

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