月曜日、梶原は入院しているし、タケルは停学中だし、なんとなくおだやかな朝だった。


３年Ａ組に入ると、相変わらずにやついた生徒にじろじろ見られるが、梶原がいなければ手を出してこないという状態だった。


この生徒たちに、先週さんざんもてあそばれたんだ・・・明美は悔しくなった。

そして、そのあと、梶原に処女を奪われた。



でも、そのすぐ後に、ケイ太と付き合うことになって・・・何度もセックスした。


梶原に処女を奪われた直後は、この世の終わりみたいな絶望感があったのに、ケイ太とセックスしてからは、処女を失ったことに対して、そんなに感じなくなっていた。


不思議だなぁと、明美は思った。

あんなに大事にしていたバージンなのに、二回目しちゃってからはどうでもよくなっちゃったみたい・・・


そんなことを考えていた時、

「先生！」

一人の生徒が手を挙げた。

「何ですか？」

明美は、またどうせＨな話だろうと適当に受け流そうとした。


「タケルがなんで梶原殴ったか知ってる？」