それから夏になり､僕らﾛｹﾗﾝの
第二のｱｼﾞﾄとなる場所が見つかった｡

隣街のとある工事現場にﾗﾝﾁｬｰの
親類にあたるおじさんが働いており､
そこに現在使用されてない
ﾌﾟﾚﾊﾌﾞ小屋があると紹介して貰ったらしい｡

電気代はﾒﾝﾊﾞｰの割り勘で必ず工面する事を
条件に使わせて貰える事になった｡

その日､いつも通り練習の為
みんなが集まる手筈だったけど､
僕とﾐｯﾁｰの二人きりで雑談しながら
ﾗﾝﾁｬｰと永ちゃんの到着を
待ってる日があった｡


(ドガガガガガガガガガガ)

(カーンッ☆カーンッ★カーンッ☆)

(´_>｀)新ｱｼﾞﾄが見っかったのは
おめでたいけどさー､ちょっと
騒音が激し過ぎんのが玉に傷だぬ

(｀･ω･)え〜?なんて〜!?

(´_>｀)新ｱｼﾞﾄが見っかったのは
おめでたいけどさーっ!!ちょっと
騒音が激し過ぎんのが玉に傷だぬ!!
って言ったのーっ!!

(｀･ω･)あ〜､そうね〜｡
しかしﾗﾝﾁｬｰ達遅いな

(´_>｀)え､なんてなんて!?

(｀･ω･)だから〜､ﾗﾝﾁｬｰ達
遅いなぁっつったの〜っ!!

(´_>｀)んだねぇーっ!!


(ドガガガガガガガガガガ)

(カーンッ☆カーンッ★カーンッ☆)


(´_>｀)そーいやさーっ!!

(｀･ω･)んーっ!?

(´_>｀)結局ﾗﾝﾁｬｰとは付き合えたのー!?

(｀･ω･)付き合ってねーよーっ!!

(´_>｀)ﾏｼﾞでー!?告白はーっ!?

(｀･ω･)無理ーっ!!

(´_>｀)何でー!?

(｀･ω･)俺さぁーっ!!思ったんだーっ!!
告白なんかした所でーっ!!
ﾊﾞﾝﾄﾞ馬鹿のﾗﾝﾁｬｰの事だからぁーっ!!
きっと恋愛なんかにうつつを
抜かしてないでーっ!!もっと練習に励んで
誰よりもﾄﾞﾗﾑを上手くなりなさいってぇー!!
一蹴される気がするんだぁーっ!!

(´_>｀)そうかなぁーっ!!
そりゃまぁ確かにそうかもしんﾅｰｲｯ!!


(ドガガガガガガガガガガ)

(カーンッ☆カーンッ★カーンッ☆)


(｀･ω･)それにぃーっ!!俺はぁーっ!!

(´_>｀)うーんっ!!

(｀･ω･)ﾛｹﾗﾝで天下取ってーっ!!
ﾄﾞﾗﾑでｱｲﾂを支え続けてやれるなら
それでいいかなってぇーっ!!
思ったんだぁーっ!!

(´_>｀)あっそー!!君が
それでEならいーんじゃﾅｰｲｯ!?

(｀･ω･)俺が出しゃばって
守ってやらなきゃならない程ぉーっ!!
ｱｲﾂって弱くねぇじゃーんっ!?

(ガチャッ)

( 'ワ')/おはよーっ!!

Σ(;｀ﾟωﾟ)おぅーわ…っくりしたぁーっ!!