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7章:( 'o')あたしの勝手でしょっ (1/12)

7章:( 'o')あたしの勝手でしょっ

日曜日の昼下がり。アジトの撤収日。
永ちゃんとミッチーに連絡を
回していたにも関わらず、
僕はとある野暮用にかまけて
約束の時間に遅れてビルに着いた。

(´_>`)しまった。島倉千代子。
もう正午過ぎじゃん。
三人のチャリと台車の用意もあるし、
全員揃ってるっぽいな。
こりゃマズイ。怒られる






(´_>`)ま、いっか

僕は能天気に開き直り、マイペースに
畳んだ台車と懐中電灯を持ってのんびり
通い納めの窓無しビルに入ってった。


(コッ…コッ…コッ…コッ…)

(´_>`)。ο(夕方までには
運び出せるかなー)

呑気に撤収の段取りを考えながら、
奥の階段に向けて1階の通路を
歩いていると、向かいから誰か懐中電灯を
こちらに照らして歩いて来る光がチラついた。


(´_>`)。ο(おや、誰かな)





(コッ…コッ…コッ…コッ…)





(´ ω )













(´_>`)お、ミッチーじゃん。
どこ行くの。ランチャーと永ちゃんは?

その時のミッチーは、何か言い知れぬ表情で
僕に近付いて来た。

(´ ω )ちょっと来て

ミッチーは開口一番僕に言い放ち、
おもむろに肩を組んで来て
半ば強引に踵を返された。

(´_>`)え?なんぜ?
どったの難しい顔して。なんかあった?

(´ ω )いいから


更にミッチーはそう一言吐いて、
僕をビルの外に連れ出した。

遅刻して来た事を怒ってんだと思った僕は
とりあえず謝る事にした。

(´_>`)えらいすんまへんなぁ。
正午っつった言い出しっぺが
遅刻してもーて。みんな怒ってる?

(´<_`)握りっ屁で勘弁してちょ

(´ ω )

(´_>`)…それとも田舎っぺの方がいーい?
遅れて来てすまんかっただ。堪忍してけろ

(´ ω )

(´_>`)じゃあカトちゃんペッ…ダメ?
…ダメですかそーですか

(´ ω )

(´_>`)。ο(ヤバ…チョー怒ってる…。
ギャグが通用する空気じゃなさそーね…)
あの…ホントにごめんね。これからは
ちゃんと時間はキッチリ守るからさ。
どうか許して欲しい

(´ ω )…いや、遅れて来て正解だよ…

(´_>`)ゑ?

(´ ω )

(´_>`)…どーゆー意味かな。何があったの

(´ ω )…とりま、どっか
落ち着けるトコ行きたい…

(´_>`)…別にEけど。じゃあ、どこ行く?

(´ ω )…どこでも

(´_>`)フーン。ホンジャマカファミレスでも入ろっか。
でも、いーの?ランチャー達放っといて。
もう着いてんじゃないの?
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窓無しビル ©著者:密

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