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5章:のばらとチュラの巻
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5章:のばらとチュラの巻
のばら「黒蜘蛛(タラン)チュラ君ね♪何て呼べばいい?タラン君?チュラ君?」と、緊張して顔を真っ直ぐに見れないながらも、おちゃらけてみた。
チュラ「どっちでもどうぞ!」
のばら「どっちでもって返事が一番困るんだよーっ!じゃあ・・チュラ君て呼ぶね」と、いいながら 少しずつ、チュラの顔を見ようとする。
のばらは、ふとチュラの耳を見た。
チュラの耳にジェイドのピアスと、ピアスから糸のように垂れ下がる蜘蛛のモチーフ見た。
それを見たのばらは、昨日交差点で見た男に気がついたが、今日はのばらの左腕の石が光ってないので、違うかな?と思った。
そして、チュラの顔を見ると、2人にしかわからない視線で、しばらく見つめあった。
そして2人は、他愛もない話で盛り上がった。
AM3時45分頃、その店は閉店時刻間際で、のばらは清算を済まして帰ろうとする。
チュラは、エレベーター前まで送ると言って、一緒に店を出た。
のばら「今日はありがとう!楽しかったよ♪」の微笑む。
チュラも「俺も!」と軽く返事をした。
のばらからチュラに、アドレスを聞き交換をしてバイバイした。
のばらが去った後にチュラは「ローズ・・」と呟いた。
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