18章:信用【愛莉】 (2/5)

「えー。今日は無理だよー。愛莉お金ない」


いつものヘルプくんに今日も何か卸す様に言われたけど、今日はソープが休みだったから、手持ちが最低料金しかない


ここ最近は、まこちゃんへのお詫びに色んなお酒を卸した


まこちゃんは、凄く喜んでくれたけど…あたしの貯金は底ついちゃったんだよね


毎日毎日お酒を卸したから、気が付いたら卓には飾りがいっぱい並んでいた


「なら、しょーがないなぁ…真琴さん暫く帰って来ないけど」


「えー。何で？？」


「…うーん。愛莉ちゃんだから言うけど…最近よく来てる、あのお客さん…」


ヘルプくんは斜め前の卓をチラ見する


そこにはギャルっぽい女のお客様と、まこちゃんが楽しそうに会話していた


「真琴さんの事が好きらしくて、シャンパン卸したりするから…愛莉ちゃんなら、意味分かるよね？」