割りとヒマなお店で、ヒマな時は、女の子とトランプなんかしちゃってたり。
若い子もいるから私は時々、何かを作って持って行ったり。
仲が良くて、すごく居心地の良い店で、家庭が上手く行ってない私は、レギュラーで入って。
旦那の愚痴を言ったり、相談したり。
みんなで冗談言い合ったり。
そんな中で、ボーイの一人に好意を持った。
出勤するのが嬉しくて、楽しくて。
みんなが、そのボーイを『ダーリン』と呼んで慕ってた。
女の子の相談とか悩みは、全部ダーリンが聞いてくれる。
ダーリンに言いにくい事は、私が聞いた。私で対処出来ない事は、ダーリンにパスしたし、女子待機での事は、私にパスされた。
二人でよく店の事を話したし、私の悩みもダーリンには打ち明けた。


好きになるのに時間はかからなかった。