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115章:ジュウシチネンゼミ【3】
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115章:ジュウシチネンゼミ【3】
「ハァ・・・ハァ・・・。」
・・・疲れた・・・。 こんなに疲れるものなのか・・・。
僕は真っ暗な夜道を歩いていた。
もう夜中の三時くらいだろうか?
雪村さんが、ベッドの中で僕の手を握って来た後、
僕に意味深な事を聞いてきた。
「・・・ねぇ。 村井君は、私の事、どう思ってるの?」
僕はテンパった。
いや、誰でもテンパるだろう。
「た、大切な友達だよ。」
としか答えられなかった。
「そうか・・。友達か・・・。 友達と、こんなところに泊まるの?」
自分の手が汗ばんできたのがわかった。
それが悟られるのが嫌で、僕は雪村さんの手を振り解いた。
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