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69章:無人の玄関【2】 (1/12)

69章:無人の玄関【2】

「せや、鎌司、この子の名前、何にする?ウチの考えた名前はなぁ〜・・・」

「・・・名前って姉ちゃん・・・飼う許可出てないだろう・・・。」

「ぱんっ!ぱんっ!」

「ほら、でも鎌司、めっちゃ鎌司に懐いてるでコイツ。」

「・・・。」


 子犬は、ものすごく潤んだ瞳で僕を見ている・・・。


「・・・雨が止んだら・・・捨てに行こう・・・。時に、人は心を鬼にしなきゃいけないんだ・・・。」

僕は子犬の目から自分の目を逸らし、姉ちゃんに強くそう言った。


「えぇ〜〜〜そんなぁ・・・。鎌司頼むわぁ〜〜〜。」

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でびシリーズ ©著者:hare

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